皆さんは、『天中殺』という言葉をお聞きになったことはありますか?
「殺」という字のごとく、あまりいい意味には取れないですよね。私の使う統計学の「算命学」の中の言葉です。”天中殺とは誰にでも必ず12年に1回訪れる2年間の冬の時期”のことです。
特徴としては・・・
① 自分の思い通りにならない
② 頑張っても認められない
③ 社会的に後押しされない
④ 細かいトラブルや体調の変化
⑤ 物事がスムーズに運ばない
⑥ 対人関係のトラブルが押し寄せる
⑦ 結果が出せない
・・・人によって様々な現象が起こります。
なぜかというと、この2年間はその人にとって魂の修行の時期だからです。「神様がそっぽを向いてる時期」と言われています。
だから、ラッキーはありません。結果を出したり、利益を出したりする時ではなく、自分の内面を鍛え、魂を磨く時期なのです。
1年の始まりは、立春から。
私も2014年から2年間の「天中殺」が始まりました。開始早々から、予定していたスケジュールがことごとく消えて流れてしまいました・・・。天中殺に入る1年前からお知らせ現象は出ていましたが…。
強烈ですね(笑)
天中殺は魂の修行の時と言いましたね。人生の「節」の部分になるのです。
竹もかたい節があるから、しなやかにしなりながら上に伸びていけるのです。節が無ければ固い木です。
自分が受け止められない負荷がかかるとボキっと折れてしまいます。節を超えて伸びていけるか、節を通過できなくて諦めてしまうのかは、過ごし方、心の持ち方次第です。
天中殺でやっていけないのは、見えるもの、現実的なメリットに関わる行動。
やって良い事は、見えないもの、精神的な積み重ね。
具体的に言うと・・・
<やってはいけないこと>
①結婚・同棲
②引っ越し・新居購入・新築
③転職・就職
④出産
⑤車の購入・免許取得
⑥資格取得・受験
⑦離婚
⑧海外旅行
⑨行った事の無い場所への旅行
⑩自己主張 ・・・
<やっていいこと>
①人助け・ボランティア
②勉強 学び
③先祖供養・お墓参り
④親孝行・家族孝行
⑤精神修養
⑥子供を産まない再婚同士の結婚
⑦隠居場所への転居
⑧引退
⑨行きつけの宿やいつも行く場所へ旅行
⑩受身・奉仕
色々とありますが、其々の理由はながくなるので、とにかく、やって結果を出すものは結果が思うようにはならないので避ける。自分の益になる事は我慢。自分から出す事はダメなのですが、言われたらやる。「受身」と「奉仕」の気持ちが大切なのですね。受身ですから、転職、引っ越しはダメですが、会社命令の転勤は受けて下さいね。そして奉仕の気持ちで頑張る事。認めてもらおう、結果を出そうと思わない事。
だから、益を呼ばない隠居の為の引っ越しとか、子供を産まない再婚同士の結婚とかは大丈夫なのです。離婚でも、お金も養育権も要らない。とにかく別れられたらそれでいい!という無欲な事ならやっても良いのです。
この時期は我欲を捨てて、自分を磨き、人さまの為に尽くす時。ガリガリと仕事をしまくるのではなく、ちょっとシフトダウンして自分を見つめ直し、学びの時間を持つ。のんびり過ごす。ということが許される時期なのですよ♪
かえって嬉しい時とも思えますよね?そして学びの時なのです。インプットに専念。アウトプットは天中殺が終わってから。それでは、こういうことにお気をつけて天中殺をお過ごし下さいね。
「子丑天中殺」・・・初代運
毎年の注意月:12月、1月
ズバリ、この人は『大器晩成』運です!
各天中殺は、それが入った場所が無になる事を示します。子丑天中殺は、目上、父親、上司に恵まれない人なのです。若い頃から自分が認める上司しか尊敬できない。目上から指示、指導を受けられない人。先人の後を踏襲するのではなく、自分で道を切り開いて行く運命を持ちます。
父親には反抗的になり、親の言う事を聞きにくい。その為、早くから独立して親元を離れ、苦労する事が多いのです。
しかし、この若い時期に苦労していれば、中年期以降にグングン運気がアップしていく人なのです♪
欠けた目上運の代わりに、目下や子供を非常に大事にするので、目下から慕われ、部下ができると部下にとても信頼されて引き立てられるようになるのです。
そして、コツコツ努力型のこの人は、自分の年齢が上がるにつれて、経験や人望が増し、自分の目上が居なくなった時、大輪の花を咲かせるのです。
細やかな心配りができ、目下の面倒見が良く、仕事でも、控えめでありながら地道な努力を積み重ねていける人。言葉は少々きつめですが、温かい内面を持ちます。
女性の場合は、結婚して家庭を持つと夫を立てて、良妻賢母になれる人です。ただし、ご主人が弱い場合は、かなり強い女性上位の家庭になります(笑)
・・・算命学では、天中殺、十大主星、十二大従星、十干十二支の全ての星を組み合わせてその人を見ていきますので、これだけで判断をしてはいけませんが、子丑天中殺の人はこういう人が多いという事です。
中には、例外の人も居るみたいですが・・・あくまでも統計学ですので、100%ではありません(笑)
寅卯天中殺・・・跡継ぎ運
毎年の注意月:2月、3月
寅卯天中殺の人は、後継ぎ運を持ちます。
しかしながら、母親、兄弟、友人との縁が薄い人。なので、必然的に他人に頼らず、自力で何でもやっていくという逞しさを持つのです。6種類ある天中殺の中で、最もエネルギッシュで、バイタリティーがる人なのです。
この人のモットーは、「気合でがんばればなんとかなる!!」です(笑)
普通の人は目の前に壁が立ちはだかると、立ち止まり、さて…どうしたものか?壁を登るのか?回り道するのか?それとも…あきらめるのか…?と悩みますが。
この人は違います!!
たとえ目の前に壁が立ちはだかろうが、なんだろうが、ブルとーざーでぶち壊して突き進むのです!
そして、とても魅力的な人。パワフルでエネルギッシュであるにもかかわらず、見かけは柔和で優しげなため、周りhの人からはたいへん好かれます。その為に、好きでもない人から言い寄られて、困ってしまうこともありますね。
寅卯天中殺の女性には特に顕著に表れます。
まさに、女傑! 豪快、男勝り。豪快で太っ腹で、見ていてもスカッとします♪その実、はにかみ屋で情が深いという良さもあります。
姉御肌ってやつですね(#^.^#)
辰巳天中殺・・・はみ出し運
注意月:4月、5月
辰巳天中の人は、一族の「はみだし運」を持ちます。家族の中でなんか自分だけ浮いてるってことないですか?どうも家族と考え方や行動が違う。そして、精神の部分が欠けているので、夢や理想とかいうより徹底して現実的な人。自分が見えるもの、体験したものしか信用しない人でもあります。
それだけ慎重なものを持つので、世界のどこに行ってもどんな仕事についても逞しく生き抜ける力を持っています。家族や身内の援助を受けられないというか、受けない方が自分の星のエネルギーを最大限に活かす事が出来るのです。なので、早い時期での自立、独立をお勧めいたします♪
社会に出ても、徹底して自分流を貫き通す。人の言う事は聞いているようでいて全く聞かない。とっつきはとてもよく、誰とでもすぐに親しくなれる特技を持ちます。
しかしながら、心には二面性を持つ人。とても情が深いところがあるのに、ついつい言葉ではきつい言葉を言ってしまう。なので、なかなか周りの人に自分を理解してもらいにくい人でもあります。堅苦しい組織の中や、がんじがらめのルールの中では息がつまりそう…。生まれ持った破天荒さと、斬新なアイディアを直感のままに活かせる場で、体を張って生きていくのがこの人が一番輝いて生きれるのです♪
ただし、あまり独断専行し過ぎると、周りとの調和が取れにくくなるので、程々にね(笑)
午未天中殺・・・末代運
注意月:6月、7月
午未天中殺って、後継者に恵まれない・・・。
其々の天中殺は何かが欠けているのです。目上運であったり、目下運であったり、家庭運であったり…。子丑天中殺は目上運が欠ける為に、目上の引立てが貰えず、若い頃は苦労が絶えない。その代わり中年期以降に部下が出来てから人生が輝きだす人でした。
午未は、その反対。
若い頃はと~っても、目上に可愛がってもらえるのです。先輩や先生、上司などに目をかけてもらえる人。その為、目上を大事にする、目上を立てるという事が自然とできる人なのです。
その反面、目下運が薄いため、部下からの人気がいまいち。部下を持つと苦労するのです。子供の縁も薄いのです。縁が薄いというのは、子供ができにくいというのではなくて、子供が早くに自立し易いってことです。
いつまでも子離れしない親じゃなくて、早々に子離れ、親離れして行くのが、運気アップの秘訣ですね。そうすれば、部下運も上がっていきます。
そして、もう一つの特徴は、勉強が大好きってこと。向上心旺盛で、勉強熱心な人が多い。知的で論理的、洞察力、観察力に優れた人。ただし、時として論理的が行き過ぎて相手を論破してしまう事も有ります・・・。あまり、言い過ぎないように注意して下さいね。口は災いのもと。
また、美に関しては非常に関心が高く、センスも良い。女性の場合は、情が深く、神経が細やか。利害には関係なく尽くしてくれる情の深い人です。
そして、物事のまとめ上手。取りまとめて仕切ってしまう。そういう事が実に
上手にできる人です♪(^-^)
申酉天中殺・・・2代目3代目運
注意月:8月、9月
この人は西、家庭が欠ける運。
安息や休息を落ち着いて取る事が出来ないのです。働き者なのですよ~。とにかくじっとしていない。休みの日も家でゴロゴロなんてありえない。行動的にどんどん外へ出ていってしまいます。その分、家庭サービスが足りなくなりますので、奥様にはたまにはゴマをすらないとダメですよ~♪
女性であっても一生仕事を持って生きていく人。間違っても専業主婦には向きません。ストレスが溜まって爆発してしまいます。仕事と家庭と両方を持って、休みの日も家事や趣味や色々と動きまわるのが一番合っているのです。
働き者で頑張り屋さんで押しの強さとパワーを持ち合わせている分、「騒がしい人」「ガサツ」「デリカシーに欠ける」と言われてしまい易い…(^_^;)
日頃は表面的には穏やかに見えるのに、いざとなったら強烈なパワーで同時に複数の事をこなし、天性のリーダシップを発揮します。ただし、物事の最後の〆が甘くなりがちなので、しっかり者のサブを持つことで補ってもらえるでしょう。竜頭蛇尾にならないようにお気をつけて~。
戊亥天中殺・・・はみ出し運
注意月:10月、11月
「戌亥天中殺」の人は、自分の場所が欠けている為に、現実的な部分が欠けてしまいます。
家系の支え、心のよりどころが無くなるのです…。
その分、愛とか精神性、学問の世界へと流れてい易いのです。
現実と理想のギャップに苦しみ続ける星。
社会的奉仕の世界へ進む人。
なかなか他人からは理解されにくい物を持つ人だけに、自分で自分を磨きあげ、現状に満足せず、心の世界で上を目指そうとします。その分、社会に溶け込みにくく、我が道を行くタイプ。
心の修行を積み、常に向上心を持って自分を上手くコントロールできるようになると大成功を収められます♪
年齢を重ねるごとに輝きを増し、運気もアップしていきます。
心の支えが無い分、自分自身で心を高め、宗教や思想を追求していけば「カリスマ」になれる可能性がありますよ♪
苦労の多い星ですが、他人への奉仕と自己の精神を磨き続けることで、6つの天中殺中で最も魂が磨かれる星なのです。
だから、戌亥天中殺の人は「人を頼らず」自分で自分の道を切り開き高みを目指していってくださいね♪
戌亥天中殺の女性は、短期集中型。
物事に対する熱中度や人間関係においても、短期的に集中はしますが、飽き易いところも有ります。
あまり男性を振り回さないでね(笑) (^_^;)